サロンデュショコラ2020のセレクションボックスを今年も買いました。16名のショコラティエの作品が一度に楽しめるなんて良いですなぁ。1.ジャン＝ポール・エヴァンのカライブ　タンタイムのアクセントを加えたカカオ分63%のビターガナッシュ。ファウナに入ってた物と同じ物。ガナッシュのな…… more めらかな口溶けがお見事。スパイシーさの後にチョコのビターな甘みと苦みが訪れる。2.クリスティーヌ・フェルブールのトレゾールクーベルチュール「マンジャリ」を使用したバニラとレモン風味のガナッシュ。チョコの甘さと苦さが入り交じった味わい。最後の方にわずかにふわっと感じる爽やかな香りがレモン？バニラはあまり感じなかった。ガナッシュはちょっとハードで口溶けはあまり良いとは言えない。3.フィリップ・ベルのほうじ茶ほうじ茶の存在感をしっかり感じるミルクガナッシュ。キャラメルの様な濃い甘さを持ったミルクのガナッシュ。口溶けはまったりで飴の様だ。ほうじ茶は・・・あまり感じられなかったかな・・・。4.クリスチャン・カンプリニのマンダリン　エ　バジリックモントン産マンダリンとフレッシュバジリコ風味のガナッシュ。柔らかくてクリームの様なガナッシュ。その中からマンダリンの、わずかだが落ち着いた深みのある甘酸っぱさを感じる。チョコの渋味とマンダリンの苦味が同時に感じられて若干しつこいかも？5.フランクケストナーのセザール月桂樹のリーフを抽出して香りをつけたガナッシュ。チョコレートの苦味と、植物っぽい青臭い香りと若干スパイシー。ガナッシュは柔らかめ。6.ニコラ・ベルナルデのアールグレーアールグレーティーのミルクガナッシュ。ガナッシュはまったりした口溶け。ミルクの落ち着いた甘さと、鼻に抜ける紅茶の香りが重なってミルクティーの様な味わい。後味も程良い感じ。7.フレデリック・アヴェッカーのフォアン　ドゥ　クロレとノワールをブレンドした干し草の香りのガナッシュ。甘さと苦さのバランスが良い。干し草の香りはよく分からなかった。8.リリアン・ボンヌフォアのマント　フレッシュフレッシュミントを抽出したガナッシュ。清涼感のあるミントの香りがいっぱいに広がる。ガナッシュは口溶け良く、後味は軽め。食べた後の薄く残るミントの余韻が心地良い。9.カンタン・バイィのヴァーベナ生のヴァーベナをクリームで抽出し、ヴァーベナのリキュールと合わせたガナッシュ。口に含むと漂うたおやかな花の香りが心地良い。ガナッシュはなめらかで、ヴァーベナの香りが余韻として残る。10.オリヴィエ・ヴィダルのフィグワインで香り付けしたドライフィグのパートダマンドとフィグの果肉を使ったガナッシュの2層構成。小さいながらもフィグのプチプチした食感は健在。ワインで香り付けしてるだけあって、鼻に抜ける香りもエレガント。11.ミスター＆ミセス　ルヌーのバリバリ産カカオを使用したオリジナルクーベルチュールで作ったピュアガナッシュ。ブロック型で中身は普通のチョコのみガナッシュ。ハードな外殻とは裏腹に、口溶けはなめらか。若干スモーキーで、ちょっぴり酸味がある様な。12.パティスリー・サダハル・アオキ・パリのバンブー愛知県「南山園」の抹茶で作った濃厚なガナッシュ。なるほど、かなりストレートな抹茶味。ガナッシュから溶け出した抹茶の風味が舌を滑り、実際に抹茶を飲んだかの様な余韻を残す。13.パスカル・ル・ガックの塩ミルクキャラメルフルール・ド・セルのカリッとした食感がアクセントのキャラメルムースガナッシュ。ムースガナッシュの名の通り、食感はふわふわなめらか。キャラメルとミルクの甘さが口の中に溶け出し、そして意外に存在感のある塩気が甘さに慣れた舌を刺激する。14.モリヨシダのプラリネ　ノワゼット　ノワール★3＋コルシカ島で出会った大粒で濃厚な味わいの「ヘーゼルナッツ」本来の味を活かしたプラリネ。細かく砕かれたプラリネのジャリジャリした歯応えもさることながら、濃厚でこうばしいプラリネの味と香りが素晴らしい。じんわりと舌に染みいってくる様だった。15.フランソワ・ジメネーズのカゼットブルゴーニュ産のカゼットを合わせたヘーゼルナッツのプラリネ。こちらはチョコよりヘーゼルナッツに近い味わい。16.ダヴィド・カピィのテ　フリュイ　ルージュハイビスカスとレッドベリーティーのガナッシュ。鼻に抜けてくる少し青さの残る花の香りが心地良い。果実の甘酸っぱさより、香りに重きを置いたチョコ。気に入ったのは14番のモリヨシダのショコラ。チョコとプラリネの風味がじんわり口の中に染み渡ってる感がスゴかった。他は「これは！」って言うほど特出した物は無かったけど、さすがに著名ショコラティエ。どれも高クオリティでした。 close

サロンデュショコラ2020のセレクションボックス1「ランコントル」★3＋