サロンデュショコラ2018で販売されたセレクションボックス「GOKAN」。香り、食感、見た目の美しさ等々、あらゆる感覚を刺激する「五感」をテーマにして作られたショコラ。そのテーマに惹かれて購入。各ショコラの解説。1.プラリネ・ヌガティーヌ（フィリップ・ベル）★4ヘーゼルナッツとア…… more ーモンドのプラリネの上にヌガティーヌ。プラリネの歯応えはもちろん、ナッツの炒り加減が絶妙で鼻に抜けてくる香ばしい匂いがとても心地良い。ヌガティーヌの甘さもグッド。2.ドゥスール（オリヴィエ・ヴィダル）★4ルバーブのジュレとストロベリーガナッシュ。基本的に甘いんだけど、青臭い甘さというか、清々しい味わいを感じる。青々とした草原の中にあるイチゴ畑の様な世界観を感じるショコラ。3.スゥスペンス（フランク・ケストナー）★4口の中でパチパチと弾けるシュガーが入ったヘーゼルナッツのプラリネ。私がケストナー氏を知るきっかけとなった2014年のセレクションボックスに入ってた物と同じ物。わたパチの様に口の中で四方八方に弾け飛ぶ食感は面白い。プラリネの味の方も十分おいしい。4.オリアン（クリスティーヌ・フェルベール）★3カルダモンとオレンジのコンフィとマンジャリ産ガナッシュ。少しの酸味と、ちょっとスパイシー。5.デュオポメロ（クリスチャン・カンプリニ）★4グレープフルーツのコンフィとプラリネ。グレープフルーツの酸味がすごいアグレッシブ。水気は無いのに、まるでグレープフルーツの果肉にかぶり付いてるかの様に錯覚するジューシーな甘酸っぱさは驚きである。6.ソバ（ニコラ・ベルナルデ）★3アーモンドとそばの実のプラリネ。豊かなソバの風味を堪能出来る。7.スモーキーなお茶のガナッシュ（パスカル・ル・ガック）★4燻製された紅茶のガナッシュとアルマニャック。最初、茶葉でも入ってるのかと思う程にしっかりした紅茶のアロマ。その後から鼻に抜けて来るスモーキーな燻製香。程よい余韻を残すアルコール。これはおいしい。完成度高し。8.アルアコ72％＆カカオフルーツ（パティシエ　エスコヤマ）★3カカオの果肉の甘酸っぱい爽快感とショコラノ持つ酸を表現。最初はよく分からなかったが、噛めば噛むほどにフルーティな酸味が出てきた。これがカカオの酸味というものだろうか。9.プラリネ　グラン　ド　ラン（セバスチャン・ブイエ）★3亜麻の実が入ったヘーゼルナッツのプラリネ。プラリネにしては珍しい、ジャリジャリではなくねっとりまったりした食感。亜麻の実らしいけど、分かりやすく言うとゴマっぽい風味。10.スフェール　シロ　ダマンド（ユーゴ　アンド　ヴィクトール）★3ユーゴ氏の懐かしい記憶の中にあるアーモンドシロップの味。中はとろりとしたクリーム。味わってみると、駄菓子のミルクキャラメルの様な、単純だけどどこか懐かしい味。11.プラリネ　パッション（ル　ショコラ　ドゥ　アッシュ）★3パッションフルーツのガナッシュとアーモンドプラリネ。徐々に口の中にジューシーなパッションの甘酸っぱさが広がっていく。パッション7：プラリネ3ぐらいの味わい。12.そばの実のプラリネ（ブルーノ　ルデルフ）★3そばの実のプラリネ。シェフの故郷であるブルターニュ旗がデザインされている。6番のソバと比べて、プラリネの歯応えがややハード。3番フランク・ケストナーのスゥスペンス、5番クリスチャン・カンプリニのデュオポメロ、7番パスカル・ル・ガックのスモーキーなお茶のガナッシュがベスト3。前半おいしいのが続いてテンション上がっていたが、後半がちょっとインパクトに欠けた。それでもバラエティ豊かなショコラティエの作品を一度に楽しめるので満足度は高い。（セレクションボックスに入ってるクリスティーヌ・フェルベールシェフの作品は毎回印象が薄いのは何故だろう・・・） close

サロンデュショコラ2018のGOKAN★4